インターネットサービスのシステム講座

インターネットサービスを維持し行う為にも、ネットワークがシステム構築されていなければなりません。社内ネットワークはLAN、広域ネットワークはWANとされていますが、普通インターネットサービスはWANにおいて提供されます。

PC、スマホ、タブレット、携帯電話を利用する不特定多数のユーザーが、接続するネットワークに繋がっているのです。

広域ネットワークの回線は、通信会社が設けている回線のことを示していて、公衆電話回線、光ファイバー、携帯電話網があります。

これらケーブルや無線を通じて、情報のやりとりやインターネットサービスができるようになっています。最近では、インターネットを専用回線として通信するVPNを使用する事例が増えています。

ネットワークは階層ごとに取り決めがあり、挙げるとすると4つのアプリケーション、セッション、ネットワーク、データリンクという層があります。

アプリケーションはデータ通信の多種多様なサービスを人やプログラムに伝える、ネットワークは通信経路の選択とアドレスを管理し、セッションはプログラムとプログラムがデータを送受信するコネクションを形成し、データリンクは物理的な通信経路を通るデータのエラーを検査して見つけ出す、このような層となっています。

加えて、TCPIPという規格が存在していて、一方のTCPはトランスポート、もう一方のIPはインターネットで、ARPANETにより世界中へと広がりました。多重階層化技術を利用してネットワーク方式が決められており、どの層も必要不可欠です。

対応機器(中継機器)というものが存在し、アプリーションやセッションはゲートウェイ、ネットワークはルータ、データリンクはブリッジとなります。

TCPIPにおいてはトランスポートはゲートウェイ、インターネットはルータとなります。どちらもネットワークシステムを確立するときに用意されている機器であり、相互のデータ移動を通じてネットのサービスが運営されています。